CRプログラムのマーチャンダイズ職種別英語能力まとめ
<公開日:2016年7月18日/更新日:2017年6月24日>
こんにちは、hanaeです!
アメリカ・フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド。そこで一年間働けるCRプログラムは今も昔も人気のプログラムです。
渡米後の一番大きな分かれ道は、マーチャンダイズとダイニング共に「配属分け」にあると思います。
以前はダイニングについての記事を書きました。
今回はマーチャンダイズのことについて!
実際にマーチャンで働き、またキャプテンまで勤め上げた同期の意見も参考にまとめました。
- マーチャンダイズ部署をご紹介
- 仕事内容と気になる英語必須度
- 1、トイ
- 2、ピックアパール
- 3、エクセレンス
- 4、ハーモニー
- 5、サイレンス
- 6、フェスティビティー
- マーチャン配属同期から聞いた配属分けの印象
マーチャンダイズ部署をご紹介
まずはマーチャンダイズの部署の紹介をします。鳥居から一番近い日本館の入り口から入った順で紹介します。
1、トイ(アニメ関連商品やおもちゃを取り扱う)
2、ピックアパール(貝の中からパールを取り出して加工する)
3、エクセエレンス(ミキモトパールや時計などの高級品を取り扱う)
4、ハーモニー(和柄のグッズや雑貨を取り扱う)
5、サイレンス(着物やお香、刀などの伝統工芸品を取り扱う)
6、フェスティビティー(お酒やお菓子、民芸品、食材や食器などを取り扱う)
以上、6種の配属先があります。
仕事内容と気になる英語必須度
まずはじめに断っておきたいことがあります。
これらの情報は、私が聞いた情報(…ですし、その情報を提供してくれた友人の解釈でもあるわけ)です。
どうかそのままそっくり鵜呑みにはしないでください。
あくまで目安のひとつとして読んでいただければ幸いです。
一口に英語力といっても、英語は細部に分かれます。また英語の中でも求められるスキルは違ってきますので、一概に数字で計れない場合もあります。
仕事には基本的に英語のスクリプトを配布、商品に関する知識のペーパーテストをするところから始めます。今回はその先の英語必須度を書きます。
★5段階評価です。
1、トイ
- 英語必須度…★★★☆☆
- 混雑度…★★★★☆
- 雑談、やりとりなどのコミュニケーション必須度…★★★★☆
★特記事項
アニメ関連商品が多いので、日本のアニメやマンガ事情に詳しいと良いと思います。
たまにマニアが来ると厄介なことが多いそうです。
例えば「カウボーイ・ビバップの商品置いてない?」と聞かれたりすることもよくあるそうです。
(カウボーイ・ビバップは1990年代に放送された、株式会社サンライズ制作のアニメーションです。アメリカでやたら人気で、近年中には実写ドラマ化の企画も上がっています。)
子供相手ならポケモンの知識があれば十分だそうですが、アニメや漫画の知識も多少は押さえておきたいですね。
2、ピックアパール
- 英語必須度…★★★☆☆
- 混雑度…★★★★☆
- 雑談、やりとりなどのコミュニケーション必須度…★★★★☆
★特記事項
貝を開けて真珠を取り出すパフォーマンスがとてもよく目立つ部署です。
youtubeなどにも動画が上がっています。
この部署でブログを書いている人も多いので、よく知られた部署でもあります。
ただ、この仕事も自由に見えますが。。。実は、仕事内容はスクリプト通りにパフォーマンスをするので、パフォーマンス中は必要以外のことは喋らないことが多いそうです。
ただし、取り出した真珠をアクセサリーに仕上げたりするときには細かいニュアンスが伝わらないと品物が出来ないため、その辺りの英語は伸ばしたいところです。
混雑しているエリアなので、とにかく声のでかい人が重宝される部署。
元応援団員なら最高ですね。
3、エクセレンス
- 英語必須度…★★★★★
- 混雑度…★★☆☆☆
- 雑談、やりとりなどのコミュニケーション必須度…★★★☆☆
★特記事項
マーチャンダイズのなかでも最も高級な商品を取り扱うエリア。
ミキモトパールや時計など、$200超え単位の商品が多く並んでいます。
富裕層向けのラインナップなので、もちろん接客も丁寧な英語対応ができなければ配属に回されないそうです。
…そういえば私の同期でも、かなり英語の会話に慣れている、もしくは英語のスキルが高い子が配属されていたように思います。
最も英語難易度の高いと言われる部署。ここに配属されるということは、すでに英語能力が高いことの証左でもありますし、働くことによってもっと能力を伸ばせるかもしれません。
4、ハーモニー
- 英語必須度…★★★☆☆
- 混雑度…★★★☆☆
- 雑談、やりとりなどのコミュニケーション必須度…★★★★☆
★特記事項
和柄の雑貨やお弁当箱、水筒などの雑貨を取り扱うコーナーです。
近年はお弁当が人気だったりしますので、お弁当箱や水筒は人気があるそうです。
客層も幅広い。とにかく雑談力の求められるエリアなのだそうです。
幅広い商品を取り扱うのでそれらの知識が必要になります。
そしてゲストとの雑談が得意でないと少しキツイ、との声も。
ですが、そこを乗り越え、めげずに雑談を繰り返せばあなたの英語スキルは間違いなく飛躍していることでしょう!
5、サイレンス
- 英語必須度…★★★★☆
- 混雑度…★★★☆☆
- 雑談、やりとりなどのコミュニケーション必須度…★★★★☆
★特記事項
着物やお香、刀や盆栽の販売の部署なので着物の着用が必須です。(ただ、本格的な着物ではなく、売り物の簡易着物です。)
着物の着付けができる人!
戦国〜江戸時代の歴史に強い人!
刀に詳しい人!
そんな人は迷わずこの部署へ。あなたのその力を待っています。
…というぐらい、専門的な知識が求められる部署。英語はそれに付随してくる!
とにかく知識として「日本の伝統」を完璧ではないしせよ、ある程度知っている人でないと、1からその知識を渡米後に入れるのは非常に困難そうです。
(だって、冷静に考えて?過去には甲冑の紐の結び方ができる人が在籍していた部署だよ?!)
この部署を狙うなら、最低でも着付けができる、歴史に詳しい…などの能力を磨いておくとGood!
6、フェスティビティー
- 英語必須度…★★★★☆
- 混雑度…★★★★★
- 雑談、やりとりなどのコミュニケーション必須度…★★★★☆
★特記事項
「お酒やお菓子を取り扱う部署でしょ?」
…と思いきや、お酒やお菓子に加え、民芸品の知識も必要な部署です。
取り扱い品目点数ではどの部署よりも多いのではないかと思います。
いつ行っても混んでいますし、酒の試飲もしてもらわなくてはいけない、外のワゴンも回さなくてはいけないので、かなりハードで忙しい部署です。
お酒やお菓子の味を詳しく聞かれることが多いので、細かな味を伝えられる英単語のストックがあると役に立ちそうです。
マーチャン配属同期から聞いた配属分けの印象
基本的には本人の希望ももちろん聞いてはくれますが、その人の英語の力(例えば丁寧な英語が話せる、とか、丁寧さには欠けるが親しみのこもった接客英語ができる、など)に応じて、配属先が決められます。
ちなみに、同僚曰くですが…希望通りにはなかなかならないような気がする…。(のだそうです。)
その部署で働くのが本当に本当に苦痛でしょうがなかったら、途中で帰ってしまうという選択肢もあるのですけれど、せっかく行ったのだから最後までやり通したいという方が多いと思います。
それでも最終的には「ここでよかった!」と思えるようになるそうですよ。
(…ということを、私は何回も書いているような気がします…。)