CRプログラムのエントリーで不安要素と対策に思うこと
<公開日:2017年5月22日/更新日:2017年8月30日>
こんにちは、hanaeです。
今回は受験生の皆さんへ、引き続きCRプログラムエントリーについて書いていきます。
ただ、役に立つようなハウツー的な内容ではないです。
(それはこのブログの従来通りのスタンスなんですけれど…。)
CRプログラム受験と面接について、私個人の意見を書いてみました。
ただただ、全編を通して”私のオピニオン”です。
まあ、こういう考え方もあってもいいんじゃないかなという、一つの意見としてお読み下されば幸いです。
- 「私は書けることが何もない」というのは、誰の基準?
- 書けるほどの立派な経歴があったらCRプログラムに応募しないのでは?
- 企業側は書類を通じて「あなた」を知りたい
- ”誰か”の答えの丸写しは”あなた”ではない
- 面接官だって緊張しているし必死です
- 圧迫面接は企業側にも受験側にもメリットがない
- 面接官が知りたいことはシンプル!
- その答えでは分からないからもっと聞いている
- 「あなた」と企業の相性はものすごく大切
- 英語面接は必要最低限の受け答えと瞬発力
- 怖がらなくていい、一緒に働くかもしれない人だから
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「私は書けることが何もない」というのは、誰の基準?
CRプログラムの選考で、一番最初が書類審査です。
この時には
- 履歴書
- エッセイ
を提出したと思います。
たまにご質問で頂くのですが、
「私には書けるような経歴が何もなくて…。」
という方がいらっしゃいます。
…ここで少し冷静になってみて頂きたいのですが、それはいったい誰の基準にあわせているのでしょうか?
書けるほどの立派な経歴があったらCRプログラムに応募しないのでは?
まず安心して頂きたいのが
「書けるほどの経歴は(今のところまだ)あまりない」
という状態の応募でも、全く問題ないと思います。
…というより、CRプログラムを受験される方は、「まだ自分の経験も経歴もあまりない」という方の方がほとんどではないかと思います。
そもそも、書けるような立派な経歴をお持ちの方は、CRプログラムに応募しないのではないでしょうか?既に他の分野で活躍されていたり、自分の可能性に挑戦している最中ではないかと思います。
「”何者”でもないあなたが”何者かになるため”の第一歩としてCRプログラムに挑戦する」
ということでも構わないんじゃないかと思います。
すでに出来上がった人も素晴らしいのですが、そんな人はなかなかいません。CRプログラムの経験を生かして成長していく人って…とても魅力的だと思います。
企業側は書類を通じて「あなた」を知りたい
前回の記事でも似たようなことを書きました。
書類審査は、受験生である「あなた」を知るための大切な要素になります。
これはその後の面接にも大きく関わってきます。
まず少し考えてみて欲しいのですが、あなたの身の回りで
「この人のことはなんでも分かる!!」
という人は、家族を除けばほぼいないのではないかと思います。
(いえ、家族だって分からないことはたくさんありますし、自分自身だって分からないものだと感じることはありませんか?)
「あなたは誰?何をしている人?ここへ来た理由は?これからどんなことをしていきたい?…だって、私は”あなた”を知らない。」
という状態で応募者と面接官のコミュニケーションは始まっています。
”誰か”の答えの丸写しは”あなた”ではない
次に、面接官側の気持ちに心を添えてみて欲しいのですが…
「あなた」を知り得るための書類で、「あなた」がどこにも感じられない書類を見るとどんな印象を受けるでしょうか?
誰かの答えの写し書きのような書類を見て、果たして「あなた」を知ってもらえるのでしょうか?
今の時代は「誰かと比べる」ことが、とても簡単になりました。
SNSでは誰かがいつでも幸せそうで、ブログでは誰かがいつでも成功したり楽しそうにしています。
「私は◯◯だけど、この人はもっと立派にやっている…」
「この人は◯◯ができるけれど、私にはできない…」
そういった気持ちになるのは分かりますし、仕方のないことです。もちろん私もたまにそういう気分になったりします…(T T
これは”そのような気持ちになること”自体が問題なのではなく、そういったことが簡単に可視化できるようになったから、余計に気になってしまうのだと考えます。
でも、あなたの人生はあなたでしか生きられないし、あなたと同じ人生を歩んでいる人は誰一人として存在しません。(少なくとも私はそう思っています。)
あなたを見るための書類で、あなたは見栄を張る必要も、経歴を偽る必要も、自信をなくす必要もないと思います。
あなた自身でいきましょう!
面接官だって緊張しているし必死です
次に緊張するであろう面接なのですが…
受験生、面接官双方ともお互いに
「あなたは誰…???」
という状態で始まっていることは、先述の通りです。
もちろん面接官は”選ぶ側”であるわけですから、緊張度合いで言えば受験生の方が緊張しています。
ですが、面接官だって緊張しています。
なぜなら面接官も人であり、「この人はどのような人物なんだろう…?」ということを短時間の間に見極めようと必死です。
圧迫面接は企業側にも受験側にもメリットがない
たまに
「面接がものすごく圧迫面接だった…。」
という感想も聞きます。
ですが、これに関しては
「圧迫面接をするほど、三越とディズニーって暇じゃないと思…いますよ…?」
というのが私の考えです。
まず圧迫面接をするほど、三越やディズニー側に余裕があるわけがないし、そんなことをするメリットがまるでない。
そして、面接官側にしてみれば受験生に必要以上に厳しくする必要も優しくする必要だってないわけです。
受験生をいじめるようなことをして…一体誰の溜飲が下がるというのでしょうか?
(一般企業にも言えるかもしれませんが、圧迫面接などで日頃の溜飲を下げているのだとしたら、それはそれで考えものです。)
面接官が知りたいことはシンプル!
まず、面接官や企業側が知りたいことはこれだと思います。
- 「あなたは何者?」
- 「今までどんなことをしてきたの?」
- 「そしてこれからどうしたいの?」
少なくとも企業(ディズニーもだけど、特に三越)は真剣です。とーっても真剣です。
採用の労力だって半端ないぐらいかけています。
CRプログラム生は一年間という短期間で入れ替わるのに、時間をかけて採用試験の段取りもしなくてはいけない。渡航費だって往路分は企業負担ですし、渡米後は研修だって何時間も時間を割いています。
応募者側ももちろん真剣だし緊張もしますけれど、企業側だって真剣だし緊張します。
そんな時に圧迫面接などをする必要はどこにもないし、それをするメリットは全くないのではないでしょうか。
その答えでは分からないからもっと聞いている
例えば面接で
「それはどういうことですか?」
「あなたは◯◯についてどう考えているのですか?」
「◯◯のついてもっと詳しく聞かせてくれませんか?」
これらの質問を受けた時、面接官の態度にもよるのでしょうけれど…嫌がらせを受けたと感じますか?追い詰められるような質問を受けていると感じますか?
まず、わざわざ嫌がらせしようと思うほど受験生に因縁があるわけではないし、そんな暇はないと思います。
面接官がわざわざ突っ込んでさらに質問をする理由…それはおそらく
「あなたの答えでは、まだ分からないことがある。」
からではないのでしょうか?
友達同士のコミュニケーションでも、分からないところがあったら聞くでしょう?
「え?それどういうこと?」って…
確かに、さらに突っ込んで聞かれるとしどろもどろにもなるだろうし、気持ちも焦って泣きそうになってしまうこともあるかもしれません。
ただ、「面接で泣いてしまったからアウトだった」というわけではなくて、
(1)泣いてしまって適切な答えが言えなくなる
↓
(2)結局あなた自信のことが何もわからなかった
↓
(3)アウト
なんだと思います。
そうやって重ねて質問を聞くのは、なにもあなたを泣かそうとしたり嫌がらせをしているわけではなく、ただ単に「あなたのその答えでは、まだ分からないことがある。」から、だと私は思います。
企業側も面接のプロがいつでも対応しているわけではないと思うので、受験生に対する質問の仕方が悪いことだってあります。
でも、それは決して嫌がらせや圧迫面接をしているわけではないと思います。
「あなた」と企業の相性はものすごく大切
そして、ボンヤリしたことを言って申し訳ないのですが…
面接は企業と「あなた」の相性を見ているのだと思います。
面接はストレス耐性を見ているわけではなくて、
「うちの企業とこの受験生は相性がいいだろうか?どうだろうか?」
を真剣に見ているのだと思います。
企業側は、
「この人は日本館で、一年間一緒に働く人になるかもしれない。」
と思って受験生を見ているし、知ろうとしていると思います。
私が面接官だったら、そう思って受験生を見て質問をします。
私はCRプログラムで一年間三越で働きましたけれど(あえて、三越という言い方をします。)その目線から見ても、企業側にしてみれば
「企業(ディズニーと主に三越)と相性が悪い人を採用する」
ということほど恐ろしいことはないのだと思います。
CRプログラムは一年間ですけれど、その間に途中で帰国されてしまって一番困るのは企業側です。
日本のように、おいそれと代わりをすぐに入れることはできません。
就労ビザだって企業の力だけでどうにかなるものでもなく、渡航費の負担だって大きい。企業側と相性が悪い人を採用するほどリスキーなことはないわけです。
これはCRプログラムで一年間働いている間、なんとなく思っていたことでした。そしてこのプログラムの採用は、本当に大変なことなんだろうな…と感じていました。
だって普通に考えてみて、1年ちょっとで人が入れ替わるような職場なんてなかなかないでしょう?一年間のほとんどをかけてCRプログラム生の採用と研修をやっているんじゃないかと思います。
英語面接は必要最低限の受け答えと瞬発力
あと、英語面接で見られているのは・・・はっきり言って分かりません!(ごめんなさい。)
ただ、
- 必要最低限の受け答えの能力
- 自主性
- 瞬発力
- 積極性
などは見られていると思います。
英語のことに関しては「日本語ではない言語」というハードルはありますけれど、日本語に直したって一緒だと思うのです。
そもそも母国語の日本語能力がないと英語も成り立たないわけでありますし…。
怖がらなくていい、一緒に働くかもしれない人だから
私がCRプログラムの受験のことについて書く時、実はいつもモヤモヤしていました。
「いや、そもそも就職活動したことがない私が、偉そうにこんな面接のことを書くのってどうなのよ?!どうなのよ??!!」
と、思っていました。
ですけれども、色々メールでご質問などなどありがたいことに頂くようになって
「ああー、受験のことについて書きたいんだけど、どうしたらうまく書けるだろう〜?
こうしたらいいよってサラッと気軽に書けるんだろう〜??」
と思うようになってました。
今の段階でこのまとめ方で概ね私の書きたいことはまとまっていると思います。
企業側(三越とディズニー側)は
「もしかしたらこの人と働くかもしれないな…。どうだろう…相性はいいだろうか…?一年間しっかり日本館で働いてくれるだろうか…?」
と思って受験生を見ている。
これは(僭越ながら)的外れな見解ではないと思っています。
結局、合格できた人とそうでない人の差は誰にも分かりませんけれど、
「(現時点で)この人のことはよく分からなかった。」
「(現時点で)この人は企業の相性が”悪いのかもしれない”と判断した。」
というのは、ひょっとすると不合格だったんじゃないかな?と思います。
それに関しては”良し悪し”はないと思います。
なぜなら、あなたと企業の相性を曲げてまでこのCRプログラムで働く価値があるかどうかは、誰にも分からないのですから。
誰かの「素敵な回答」を写ししたり、自分の経験不足を嘆いたりする気持ちもわからないではないですし、「面接ではこう言えば好印象!」というテクニックがあることも分かります。
実際そういうテクニックを使って合格できることもあるでしょう。
ただ、CRプログラムのブログなどでで読める”誰かの正解”に、自分を無理やり当てはめることが合格への近道だとは到底思えないし、それで得られた結果にあなたの幸せがあるかどうかは分からない…と思います。
まあ、運の良さだけで合格できた私にそんなこと言われてもね!…ってのはありますけれど。(><
現時点で私がCRプログラムの面接や試験について思うことはこれです。
試験に関しては、誰かの手を借りるのは大切なことですし、使えるものはなんでも使えばいいと思います。聞けることも、聞けるのならばなんでも聞けばいいと思います。
※この記事は加筆修正しながら直していこうと思います。
関連記事
★前回の記事
★これで言ってることも結構近いのではないかと
こっちは私の三味線活動のブログですが、これに割と言いたいことは凝縮されているんじゃないかと思います。
ただ、ジョジョとかちょっと漫画に寄っているネタが多いんですけれど。